令和の瞬間はバイト先の真っ暗な休憩室で…。40代アルバイト男性の悲哀

令和の瞬間はバイト先の真っ暗な休憩室で…。40代アルバイト男性の悲哀

令和の瞬間はバイト先の真っ暗な休憩室で…。40代アルバイト男性の悲哀の画像

今年のゴールデンウィークは前代未聞の“10連休”、そして“令和”の幕開けで大きな話題となった。まるで年の瀬のように各地でカウントダウンイベントが開催され、若者たちがお祭り騒ぎとなっていたが、それを心から喜べなかった人たちもいる。

 1990年代半ばから2000年代前半は“就職氷河期”と呼ばれ、社会に出ようとする若者たちは深刻な就職難に見舞われた。なかには、非正規雇用者とならざるをえなかった人たちがいることを忘れてはならない。あれから20年あまり……。

 ゴールデンウィークと令和の瞬間、彼らはどう過ごしていたのか。

◆令和の瞬間は倉庫の休憩室「なんの感動もなかった」

 4月30日、午後8時頃??。多少飲んでいるらしい男2人、女3人の若いグループが、JR千葉駅発の三鷹行き総武線車内で騒いでいた。渋谷か新宿か、あと数時間後に迫った「令和の瞬間」をどこで過ごすか決めかねているようである。

 連中の真横に座っていたのは派遣アルバイトの高梨勇さん(40代・仮名)。前年「1割れ」した大卒者の有効求人倍率がやっと1台に回復した2001年、関西地方の中堅私大を卒業し、都内の大手通信会社の孫会社に就職。営業部に所属し2009年頃まで働いたが、給与はいつまでたっても手取りで20万を越えず、不況と本社の事業再編騒動に巻き込まれる形で退職を余儀なくされた。

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