「一強」と言われる安倍内閣は、一体どんな実績をあげたのか?/倉山満

「一強」と言われる安倍内閣は、一体どんな実績をあげたのか?/倉山満

4月の訪米時、ゴルフを楽しむ安倍晋三首相と米国のドナルド・トランプ大統領(写真/時事通信社)

― 連載「倉山満の言論ストロングスタイル」―
◆比べるのは酷だが、戦後の歴代総理と比べても極端に見劣りする

 新帝践祚(せんそ)。初めての国賓(外国からのお客さん)は、アメリカのドナルド・トランプ大統領となった。日ごろは「トランプ内閣の外務大臣」として忠勤に励んでいる安倍晋三首相は、かいがいしく接待に励んでいた。

 ちなみに、践祚とは天皇が位に就くこと、即位とは位に就いた事実を内外に示すことである。今の法律用語では、本来の践祚が即位、即位が即位式とされているので、「即位」の意味がズラされている。占領期に勝手に用語を変えられて今に至るのだが、安倍首相もこれを本来の伝統に戻す気は無いらしい。

 なお、報道では「新天皇即位」の文字がしつこいので、私は勝手に言い換えている。「新天皇」は「新帝」、「即位」は「践祚」。だから「新天皇即位」とは言わずに「新帝践祚」と勝手に使っている。政治家や官僚は内閣法制局が決めた法律用語に逆らえないが、私は気にしない。

 政権に返り咲いた当初は「戦後レジームからの脱却」と勢いが良かった安倍首相も、そんな昔の話は忘れてしまったのだろう。

◆安倍内閣はいまだ何の実績もあげていない

 安倍内閣は「一強」と言われながら、史上最長の政権になろうとしている。

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