28歳・元自衛官が民間企業に転職したら後悔の嵐だった理由



 正直、自衛隊は言われたことさえ守ればいいので、体力的にはキツい任務もありましたけど、営業の仕事のように神経をすり減らすことはなかった。個人によって向き不向きはあるかもしれませんが、私にとっては自衛隊のほうが仕事はラクでしたね」

◆悩んだが今の会社で働き続けることを選択

 現在、自衛官の採用上限年齢は従来の26歳から32歳に引き上げられ、元自衛官が出戻るケースもあるとのこと。池本さんも考えたそうだが、今の会社で働き続けることを選んだ。

「自衛官って幹部を除くと定年が早いんですよ。役職で異なりますが、自分みたいに高卒で入った隊員だと大体53〜54歳。定年の年齢が引き上げになりましたが、1年程度なのであまり意味がありません。退職金や年金が手厚いとはいえ、遊んで暮らせるほどではなく現実には再就職する人が多い。

 けど、50代半ばで民間で働くのも辛いじゃないですか。その点、今の会社は65歳まで働くことができる。仕事はハードですが個人の業績をちゃんと評価してくれますし、そこは自衛隊にはない利点かも」

 どちらの仕事にもメリット、デメリットは存在するもの。辞めてしまった以上、今の会社で働き続けるか転職するか、そのいずれかしか選択肢はないのだ。<TEXT/トシタカマサ>

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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