ヤクルトスワローズ、過去の名勝負。ファンが願う黄金時代の復活

ヤクルトスワローズ、過去の名勝負。ファンが願う黄金時代の復活

画像:東京ヤクルトスワローズ公式サイト

1992年以降、セ・リーグ優勝6回に日本一4回を誇る東京ヤクルトスワローズ。だが、年号が平成から令和へと代わった最初の月にいきなり、リーグワースト記録に並ぶ16連敗を喫し、意気消沈したファンも多いはず。

 そこで今回はヤクルトが黄金時代を築くきっかけとなった名将・野村克也監督時代以後〜現在までの中から名勝負5番を厳選。強いヤクルト復活のきっかけになることを願ってお届けしようと思う。

◆野村ヤクルト初のリーグVを呼び込んだ荒木大輔1541日ぶりの復活劇 1992年9月24日 対広島東洋カープ戦(5-4)

 入団3年目となる1985年からローテーション投手として活躍するも’88年のシーズン中にヒジ痛を発症し、以後は手術とリハビリを繰り返していた荒木大輔。その荒木がケガから約4年ぶりに復活したのがこの一戦である。この年、阪神タイガースと激しい優勝争いをしていたチームにとって、残り13試合となったこの時点で一つも落とせない状況となっていた。だが、試合は3-4とリードされ迎えた7回表、広島の攻撃で2死一塁。バッターは4番・江藤智というピンチを招いてしまう。

 この場面でマウンドに立ったのが、この日1軍登録されたばかりの荒木だった。その荒木のフルカウントからの6球目。投じた130キロのフォークボールは外角へ美しい軌道を描きストンと落ち、江藤のバットが空を切る。

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