私は一度でも麻生太郎を絶賛した人間を信用しない/倉山満

私は一度でも麻生太郎を絶賛した人間を信用しない/倉山満

6月18日、参院財政金融委員会で答弁する麻生氏。金融庁報告書は受け取り拒否、そして「(年金制度が)100年間安心は大前提」という説明。それで通るのか?(写真/時事通信社)

― 連載「倉山満の言論ストロングスタイル」―

◆私は一度でも麻生太郎を絶賛した人間を信用しない

 私は安倍内閣を積極的に支持している時から、この人物を重用するのに反対し続けてきた。「老後2000万円問題」で炎上中の、麻生太郎副総理兼財務大臣である。

 国民は冷静である。普通の人間は、最初から「年金だけで生活が安泰だ」などと信じていない。その証拠に、自民党の支持率も下がったが、騒ぎに同調した野党の支持率も下がった。上から目線の、麻生太郎の態度が反感を買っているのである。

 私は一度でも麻生太郎を絶賛した人間を信用しない。一時期は「俺達の麻生」という流行語が生まれ、いやしくもプロを名乗る言論人でも絶賛する人間がいたが、正気ではない。

 麻生太郎。昭和15(1940)年、福岡県の麻生財閥の御曹司として生まれる。母方の祖父は吉田茂。吉田の妻は大久保利通の孫娘である。親戚系図をたどれば皇族にも行きつく。華麗な閨閥だ。妻は鈴木善幸の娘である。麻生が「大久保利通の玄孫」「吉田茂の孫」として生まれたのに本人の意思は関係ないが、「鈴木善幸の息子」だけは自分で選んだ。ちなみに鈴木善幸は「暗愚の宰相」と呼ばれた首相である。

 麻生の父・太賀吉は、麻生セメントの社長で、吉田茂のスポンサーでもあった。

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