昔のネットは文字だけだった…消えたテキストサイトの栄枯盛衰

昔のネットは文字だけだった…消えたテキストサイトの栄枯盛衰

昔のネットは文字だけだった…消えたテキストサイトの栄枯盛衰の画像

インターネット黎明期、毒々しいまでに偏執的な活字の暴威でユーザーの心を掴んで離さなかったテキストサイト。ネットウオッチャーのおおつねまさふみ氏は次のように説明する。

「見た目だけで言えば、HTMLで作られたホームページに文章があるもので、フォントの大きさや色を変えて遊ぶというのが定番。ゲームレビューやアニメレビューを書いていた人たちが、’96年頃から同様のスタイルで、サブカル全盛時代の『宝島』を模倣したところから始まり、それを孫引きして生まれたのがテキストサイトだといわれています」

◆時代は短くも、ネットの源流をつくり上げた存在

 当時、テキストサイトからはネット上の流行ネタが次々と生み出され、確実にネットの面白さのコアを担っていた。

「役に立つとか何を買ったらいいといった実用的な情報がある中で、誰もが面白いと思うネタだけを純粋に追い求めていたという特徴があります」

 しかし、実質的なブームは約2年ほどで終わりを迎えてしまう。

「理由のひとつはネット環境の変化。’99〜’00年のナローバンド時代、ダウンロードに丸1日を費やす画像を使うのは現実的ではないので、文字だけでいかに笑わせるかがテキストサイトの基本だった。ところが’03年に環境の変化によって普通に画像を出せるサイトがどんどん普及したことで時代にそぐわなくなってしまったのです」

 もうひとつの理由は、各サイトがマネタイズをし始めたことにあるとおおつね氏は言う。

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