「安倍-枝野体制」という、ふざけた共犯関係/倉山満

「安倍-枝野体制」という、ふざけた共犯関係/倉山満

第25回参議院選挙の応援演説後、支持を訴える安倍晋三首相。最大の争点だった「景気回復」も望めぬ今、我々有権者に、「自民党」の何を支持しろと言うのだろうか(写真/時事通信社)

― 連載「倉山満の言論ストロングスタイル」―

◆今こそ、ふざけた政治に宣戦布告すべきだ。「安倍枝野体制を不信任する!」と

 本稿執筆時に参議院選挙の結果は出ていないが、大勢は決まったようだ。残念ながら、安倍内閣を大敗させ、消費増税を阻止する、という結末は迎えられそうにない。
(編集部注:開票結果は、改選124議席中、与党の自民57+公明14が改選過半数を占めた。野党は、立憲民主17など合計53を獲得)

 今回の参議院選挙は、野党がよほどの愚か者でなければ、安倍内閣は間違いなく退陣だった。選挙公約で「消費増税10%と憲法9条改正」を掲げる。増税の方は財務省に逆らえないので言わば開き直りの形で堂々と掲げたが、さすがの自民党も九条論議からは逃げた。

 野党からしたら、「安倍おろし」の好機到来だ。デフレ期の増税の不可を説き、国民に訴えれば間違いなく支持を得られ、上手くすれば衆参同日選挙に追い込んで、一気に政権奪取すら夢ではない展開だった。

◆政権を取る気がない野党

 この状況で、野党第一党である立憲民主党党首の枝野幸男は何をしたか?

 そもそも、勝つ気が無かった。

 枝野も、悪い頭なりにソロバンをはじいた。今回の自民党は6年前に勝ちすぎているので、議席減を何議席に抑えられるかと言う選挙だ。

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