かんぽ生命を売っていた元郵便局員が軍隊のような研修や、地獄のノルマや安月給を暴露

かんぽ生命を売っていた元郵便局員が軍隊のような研修や、地獄のノルマや安月給を暴露

記事まとめ

  • かんぽ生命を売っていた元郵便局員は、不正販売は起こるべくして起こったと語っている
  • 研修は軍隊のようだったらしく、大声で挨拶させられ、1人で飛び込み営業もしたという
  • また、成果主義的な給与制度で、厳しいノルマをクリアできないと生活できないらしい

かんぽ生命を売っていた元郵便局員が語る、地獄のノルマ・研修・安月給

そしたらトイレが真っ赤に染まって。血を吐いたんだ。もうなにがなんだかわからなくなって、病院に行ったよ。
 これ以上は仕事を続けることができないと思った。だからごめんな、もう辞めることにしたんだ。あとは頑張ってくれ』と。

 彼は、キックボクシングをやっていて、ガタイが大きい好青年です。頑張り屋で、お客さんのファンをつかんでもいました。そんな彼でも壊れてしまったのです」

◆システムだけ過激な成果主義?

 長い間、お役所のような存在だった郵便局が、民営化されて「企業」になったのが2007年。Aさんが勤めていた当時は、2015年11月の日本郵政上場に向けて、上司たちは口を開けば「上場するからには、なんとしても成長企業でなければいけない」と言ったという。
 非効率だった組織が、民営化で業績アップを求められ、システムだけ過激な成果主義にしたのが問題の発端なのだろうか。

 Aさんは、「這いつくばっても飛び込み営業で契約を取ってくる、という経験ができたことは、自分にとってはよかった。ただ、あのやり方を続けることはできないし、目先の利益に走る日本郵便の方針は間違っている」と振り返る。

 今回の問題を受け、日本郵便は当面、かんぽ生命の販売を自粛する。現役郵便局員の目下の悩みは、「営業できなくて営業手当が入らないと、生活が苦しい」ということだという。

<取材・文/日刊SPA!取材班>

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