れいわ新選組は立民へのアンチテーゼ、N国は自民へのパロディーだ/倉山 満

れいわ新選組は立民へのアンチテーゼ、N国は自民へのパロディーだ/倉山 満

8月1日、参議院本会議後の(右から)木村英子議員、山本太郎代表と舩後靖彦議員。れいわ新選組に託された有権者の絶望を、既成政党の諸君は歯牙にもかけないのだろう(写真/時事通信社)

―[言論ストロングスタイル]―

◆れいわ新選組は立民へのアンチテーゼ、N国は自民へのパロディーなのだ

 今回の参議院選挙では、多くの人々が「どこの党にも投票したくない」と悩んだのではないか。

 何が何でも政権にしがみつきたい、安倍晋三の自由民主党。与党になって責任を負うなど真っ平御免だが、好き勝手なことを言える野党第一党の地位を死守したい、枝野幸男の立憲民主党。

 日本人は反省すべきだろう。「安倍か、枝野か?」などと、間違った問題設定をし続けてきたことに。なぜなら、安倍と枝野は「共犯関係」なのだから。今の日本で、この二人ほど利害関係が一致している人間はいない。

 安倍首相は、増税を掲げる選挙で大勝した。殺し文句は一言。「民主党の悪夢を思い出せ!」だ。枝野代表の顔を見れば、嫌でも思い出すだろう。だが、それしか言えないのも、今の安倍自民党なのだ。

 たとえるならば、「殺人予告者」と「前科者」の選択だった。殺人予告に等しい消費増税を掲げた選挙で与党が勝つなど考えられないが、枝野立民が野党第一党に居座り、反安倍の共同戦線を破壊した。むしろ、他の野党の勢力を潰しにいったほどである。枝野の行動は、与党にとって笑いが止まらない。

 野党第一党が本気で増税を阻止してくれないなら、有権者に選択肢は無い。

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