安倍総理がじきに歴代1位の在任日数に。何の冗談なのか?/倉山満

安倍総理がじきに歴代1位の在任日数に。何の冗談なのか?/倉山満

PHOTO/Palinchak

―[言論ストロングスタイル]―

◆安倍総理の在任日数が歴代1位を射程圏に。何の冗談なのか?

 何の冗談だ?

 8月24日、安倍晋三内閣が通算在任日数で史上2位になった。11月20日には、通算在任日数2886日の桂太郎を抜いて、史上最長となる見込みだ。

 桂太郎は、日英同盟を結び、日露戦争に勝利し、日韓併合を成し遂げ、条約改正を達成した。小国日本を世界に冠たる大日本帝国に押し上げた、紛れもない名総理である。このような偉大な人物と並べられると、さすがに安倍首相も可哀そうだろう。

 では、戦後の首相と比べる。

 吉田茂(通算在任日数2616日)は、サンフランシスコ平和条約により、敗戦で占領下におかれた日本に独立を取り戻した。

 鳩山一郎(745日)は日ソ共同宣言により、シベリアに抑留された50万人強の人々の帰国を実現した。

 岸信介(1241日)は日米安保条約により、一方的にアメリカの従属下におかれていた状況を改善した。

 池田勇人(1575日)は高度経済成長により、経済大国日本としての立場を完成させた。

 佐藤栄作(2798日)はアメリカに奪われていた小笠原と沖縄を取り返した。

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