安倍総理がじきに歴代1位の在任日数に。何の冗談なのか?/倉山満

やはり自民党しかない、と思うかもしれない。

 しかし、自民党にしろ、立民にしろ、合格最低点をはるかに下回っているのだ。国民は、こんな丙丁つけがたい選択を、いつまで続けなければならないのか?

 安倍内閣とて、最初から絶望的な政権ではなかった。むしろ、発足当初はデフレ脱却など2年で終えて、戦後レジームからの脱却を実現できるのではないかと期待できた。戦後レジームの脱却、すなわち敗戦国をやめることである。

 2012年12月の政権発足の時、私は積極的に安倍内閣を支持した。

 ところが、2013年10月1日。消費増税8%を決定する。デフレ脱却前の増税など、自殺行為である。政権の原動力である景気回復を腰折れさせるのは、目に見えている。では、なぜ?

 消費増税を押し付けてきたのは、財務省である。財務省にとって、消費増税は政権に対する武器である。安倍内閣のような長期政権に対してこそ、効果的な武器となる。景気回復で強い政権になりそうな時、増税を押し付ければ、景気も政権の強さも挫くことができる。あまりに弱い政権だと増税を実行できないが、安倍内閣のような政権だと増税が可能である。

◆安倍首相その人の存在そのものが害だ

 少しでも分別のある政治家ならば官僚の言いなりになっての増税など拒否する。

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