安倍総理がじきに歴代1位の在任日数に。何の冗談なのか?/倉山満

小泉純一郎などは、財務官僚を一喝して引き下がらせた。ところが安倍首相は2013年、時の財務次官木下康司の前に、惨めにも敗れ去り、消費増税8%を呑んだ。

 その後は、10%増税を延期したが、デフレ脱却は不可能となった。

 財務省からしたら、ほどほどに強いが、自分たちに逆らう能力がない政権である。こんな政権ならば、死ぬまで続けてもらっても結構だろう。

 なぜ安倍内閣は長期政権なのに、何一つ実績がないのか? 何もしないから、長期政権にしてもらったのである。何もしないとは、既に権力を握っている財務省に逆らわない、既得権益を侵さないことである。

 私は、2013年10月1日以降は消極的支持を続けてきた。だが、それも終わりだ。もはや、安倍首相その人の存在そのものが害だと言わねばならない。

―[言論ストロングスタイル]―

【倉山 満】
憲政史研究家 ’73年、香川県生まれ。’96年中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程を修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤職員として、’15年まで同大学で日本国憲法を教える。’12年、希望日本研究所所長を務める。同年、コンテンツ配信サービス「倉山塾」を開講、翌年には「チャンネルくらら」を開局し、大日本帝国憲法や日本近現代史、政治外交について積極的に言論活動を展開。ベストセラーになった『嘘だらけシリーズ』など著書多数

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