日本一売れるクルマN-BOXより、タントが優れているところは?

日本一売れるクルマN-BOXより、タントが優れているところは?

見た目は託児所テイストですが、走りはビックリするぐらいよかったです(初代比)! ヒトもクルマも見た目だけでは判断できませんね

―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―

『仁義なき戦い』と言えば深作欣二監督、菅原文太主演の東映ヤクザ映画ですが、もとは『週刊サンケイ』掲載のノンフィクション連載でありました。余談ですが、本誌SPA!はその『週刊サンケイ』がリニューアルされて誕生。もう30年以上前の話です。そんな仁義なき戦いが、今も繰り広げられているのが軽自動車業界。今回は登場人物の1人(クルマだけど)、タントの話です。

MJブロンディ改め永福ランプ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

◆カーマニアの末路はタントの助手席で在りし日を夢想することで決定しました

 ダイハツ・タントという軽自動車は、カーマニアにとって最も忌むべき対象でありました!

 第一に、カタチがあまりにも情けない。真四角の角を丸めたスタイルは、動く託児所とでも申しましょうか。あるいは保育園のおねえさんが幼児を何人か積んで移動するアレ。アレなんつーの? お散歩カー? ダイハツ・タントは、あのお散歩カーにエンジンを付けたみたいな存在だったのです。まさにカッコ悪さの極致!

 そんな忌むべきクルマ・初代タントが登場したのは、今から16年前のことでした。

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