日本で初めて三連単が始まったとき。人生二度目のビギナーズラックと違和感<江戸川乞食のヤラれ日記S>

日本で初めて三連単が始まったとき。人生二度目のビギナーズラックと違和感<江戸川乞食のヤラれ日記S>

平和島の水面

―[江戸川乞食のヤラれ日記S]―

◆<江戸川乞食のヤラれ日記S>=ここでは昔の話をしよう・2=

 これはまだボートレースが競艇と言われていた時代の話。

 住之江競艇場、平成12年(’00年)10月13日初日開催の第4回ブルースターカップ、ここから現在の舟券の主流である三連勝式の歴史が始まった。

 その後、住之江に続いて関東では11月1日の平和島競艇場初日開催から三連勝式の発売を開始することが決まっていて、当時はさまざまなメディアで告知されていた気がする。

 その前日、競艇客デビュー前の「明日江戸川に競艇を見に行くぞ」と思った日みたいに、そして「三連勝式っていう初めての賭式の舟券を買うんだから、もしかしたらすでに艇歴十余年を余裕で超えてるけど、きっと二回目のビギナーズラックがあるんじゃないか」とかいう甘い期待をしながら、無邪気に次の日を楽しみにしている自分がいた。

 そして迎えた11月1日初日の開催。平和島「第45回日刊スポーツ旗争奪レース」……なんの変哲もない一般タイトル戦競走、しかし、客の空気は全く違っていた。

 直前まであおりにあおった三連単効果と、初日中央特観が1000円で入れる大サービスがあり、京急平和島駅には朝の通勤客とはまったく違う、ひと目でそれとわかるいでたちの客が朝から降りてきて、雨だというのにみんなイキ巻いて駅前のオケラバス乗り場に一直線に歩いていった。

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