鴻上尚史、秋の新作舞台は住民の苦情に悩む地球防衛軍のお話

鴻上尚史、秋の新作舞台は住民の苦情に悩む地球防衛軍のお話

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― 連載「ドン・キホーテのピアス」<文/鴻上尚史> ―

◆秋の新作舞台は住民の苦情に悩む地球防衛軍のお話

 秋に上演する芝居の台本をしこしこと書いております。

『地球防衛軍 苦情処理係』というタイトルです。

 もともと、このタイトルは日本テレビのディレクター久保田充氏から「鴻上さん。こんなタイトルで、こんな粗筋の物語考えたんですけど、シナリオ、書いてくれませんか?」と数年前に言われたのが始まりです。

 タイトルに惹かれて「面白いなあ。書くよ、書くよ。で、どんな粗筋だい?」と、相談は進んだんですが、企画として上層部に通らず、残念なことにポシャリました。

 でも、僕の頭には『地球防衛軍 苦情処理係』というタイトルはしっかりと残りました。

 で、とうとう、久保田氏に「物語は、おいらのオリジナルでまったく粗筋とは違うんだけど、このタイトル、使わせてくれないかなあ」と頼みました。

 久保田氏は「もちろん、好きなように作って下さい。あ、でも、芝居が当たって、小説とかも鴻上さんが書いて、これも当たって、マンガとかも出て、とうとう映像化するって時には、僕がディレクターですからね。それだけが条件」と言われました。

 久保田氏は彼が早稲田の学生時代、僕が作・演出をしていた「第三舞台」のスタッフでした。

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