転職を成功させるコツは給料や労働時間ではなく自分の過去にある

「自分がこうしたい」という心づもりがななければ、どんな情報を見ても心に響かない。

 答えはいつも内側にある。「次はこういう人(同僚)と一緒に、こういう人(顧客)のために働きたい」と想像できるのは、過去に誰かと一緒に、誰かのために、胸を張れるような仕事をした経験があるからだ。まずはその経験を思い出すために時間をかけてみてほしい。

 その経験は大学時代のアルバイトかもしれないし、中学高校時代の部活動かもしれないし、あるいはもっと幼い頃の家族との出来事かもしれない。お金のやりとりがある労働に限らず、誰かとの共同作業であれば、それが自分が求める働き方のビジョンに繋がる。

 たくさんの過去から、そうした想い出を思い出すには、それなりに時間がかかる。あるシステムエンジニアの男性は、転職のために一年を費やした。転職前は裏方として働いていたが、顧客の顔が見えないことにだんだん不満を覚えるようになった。だから転職先は、顧客と直接やりとりするコンサル色の強い仕事を選んだ。

 彼は転職を考える少し前に家族を亡くしていて、ずっとそのことと向き合っていた。彼から送られてきたメールには、「僕が太陽になって、皆んなが自然体で居られるようにしたい」と書かれていた。言葉にすればたった一文だが、そうした自分の想いに気づいて、現実に反映させようとすると一年くらいかかるのが人間だ。

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