日本好きな米国人が作った“超和式温泉”をサンタフェで体験した

そこで、仏教徒として天台宗の比叡山で5年間、修行をしたのです。それが、わたしの建築やデザインにも大きく影響を与えています」

 ドリスコルさんが萬波のオーナーと出会ったのは1999年。以降、今日にいたるまでの約20年間、デザイナー兼プロジェクトマネージャーとして設計に携わっています。

「日本の建築には仏教の影響が大きい。それは精神的なものであり、床の間や庭園などすべてにの根底に通じている考えがある。萬波では、それと西洋建築の要素をミックスさせていて、それがオリジナリティになっています」

 たしかに、塔婆や庭園などがある一方で、それだけではないスケール感や、東洋と西洋が渾然一体となった雰囲気もあって、独特のオリジナリティがあります。一見すると、ちぐはぐのようにも感じますが、どこか調和しているようにも見えます。

◆露店風呂で「はぁ〜」と声が出る

 それでは、肝心の温泉はどんな感じでしょうか。今回入ったのは、露天風呂がついた「一(ichiban)」です。

 貸し切り露天風呂の客室に入ると、まるでお金持ちの別荘にでも迷い込んだかのような広々とした庭に、エメラルドグリーンの湯舟が2つありました。こちらのお湯は温泉でなく地下水を沸かしたものなので、無色透明で無臭。自宅のお風呂とほとんど変わらない気もしますが、早速、入浴してみたいと思います。

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