大井JCT通行止め解除で見えた「首都高老朽化」の光と影

大井JCT通行止め解除で見えた「首都高老朽化」の光と影

通行止め解除前の事前取材会に行ってきました

―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―

 造り替えのため、3年以上通行止めが続いていた首都高・大井JCTの連絡路(湾岸線東行き→羽田線上り方面)が完成し、9月29日(日)から通行止めが解除される。

 今回の通行止め解除と同時に、大井JCT内の車線運用も改良され、湾岸線東行きからC2外回りへ向かう部分が、現在の1車線から2車線に増やされる。これまで大井JCT付近には、渋滞を発生させる要因がいくつか存在したが、今回の改良によってそれらがすべて取り除かれ、来週からは、湾岸線東行きからC2外回り方面へ向かう渋滞はほぼ解消されるだろう。

 利用者としては、めでたしめでたしというところだが、いったいなぜこの連絡路が長期間通行止めになっていたかと言うと、接続する羽田線・東品川桟橋付近の老朽化が著しく、大規模更新工事(造り直し)が進行中だからだ。今回の開通は、その途中経過として、「連絡路の羽田線上りう回路への接続が完了する」という形に過ぎず、造り直し工事そのものはまだまだ続く。予定では、すべてが完了するのは2026年度となっている。

◆報道されるように首都高は本当にボロボロなのか?

 羽田線の東品川桟橋付近と言えば、首都高老朽化の象徴。かつてはテレビのニュース映像で、海水に浸されてボロボロになった鉄筋コンクリート表面がたびたびクローズアップされてきた。

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