甲子園のエース・島袋が6年で戦力外通告。プロで輝けなかったスターたち



 日南学園から福岡ダイエーホークス(当時)に入団、1年目から先発投手としての期待が高く、高卒ルーキーで6勝を挙げる。多くのファンがその150kmを越える速球に魅せられ、豪腕投手としての明るい未来を描き続けた。しかし、足首の靭帯断裂などの大けがに見舞われ成績は低迷、入団から5年でトレードにより横浜ベイスターズへ移籍となった。

 その後はオリックス、古巣であるソフトバンクへと渡り、昨年の日本一決定の翌日、戦力外通告を受ける。先発、リリーフと様々な役割をこなしてきたベテランは、ヤクルトスワローズの一員となった今季が選手としての最後のシーズンとなった。

――プロ野球選手としての足跡は様々だ。ただ、十分にやり遂げたといえる選手は一握りであり、力を出し切れなかったプレーヤーのほうが間違いなく多いだろう。そして、現役を退くその時は誰にでも、必ず訪れる。

 我々ファンは可能な限り、プロ入団から引退までを見続け声援を送ることしか出来ない。それでもその一瞬一瞬の生き様を焼き付け、精いっぱいの拍手を送りたい。<文/佐藤文孝>

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