財務省が望むとおり増税した安倍内閣が「一強」である不幸/倉山満

だから、何をやっても、増税を公約に掲げても選挙に負けない。ならば、無理をして景気回復をさせなくても、財務省が望む増税を行えばいい。

◆打倒安倍内閣に必要な三つの条件

 実際、財務省と本気で戦わないことによって、戦後最長政権となった。そんな安倍内閣は、もはや打倒すべき対象でしかない。どうやって? 三つの条件が必要である。

 第一は、カリスマ的なリーダーだ。と言っても、かつての小泉純一郎まで強くなくても良い。2年前の絶頂期の小池百合子で良い。なんなら、2009年の自民党に対する不満が大爆発したような状況ならば、鳩山由紀夫でも構わない。ただし、本気で政権交代する意思のある党首で、まとまらなければならない。

 枝野幸男のような、野党第一党を心地よいと感じるような政治家には、ご退場願うしかない。連合会長の神津里季生あたりは、またぞろ旧民主勢力の結集を狙っているようだが、目指す理想そのものが間違っている。数は必要だが、政権交代する意思のない野党結集など、安倍自民党の補完勢力に他ならない。必要なのは、安倍自民党内閣への「殺意」だ。

 第二は、政策の合意である。反自民勢力の旗印は、景気回復以外に無い。消費増税の誤りは明らかになった。ならば消費税の廃止、「最低でも減税」を呑めない者は、最初から排除する。

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