財務省が望むとおり増税した安倍内閣が「一強」である不幸/倉山満

人間関係の排除は国民の反感を買う。一方で、政策による排除とは、筋を通すことだ。野党結集の大義は、このワンイシューで良い。

 半可通は「政党には、政策の取りまとめが必要だ」と語るだろうが、無視すればよい。今の自民党など、「与党に居座りたい」以外の合意があるのか。政策など、官僚に丸投げではないか。大事なことは、景気回復までは、「最低でも減税」の一点でのみの合意に留めることだ。過去の反自民政権は、無理に政策を取りまとめようとして失敗しているのだから、景気回復までは「その他の政策は安倍内閣の継続」で良い。敵を財務省一本に絞るべきだ。

 では、いつまでに景気回復するか? これが第三だが、二回連続衆議院選挙で自民党を負かすまでである。来年、総選挙で政権交代。そして2022年の参議院選挙を同日選挙にして、自民党を壊滅させる。

 現状だけ見れば、10年は政権交代しないだろう。だからこそ、未来を考えるべきなのだ。理想と道しるべを示すのが、真の現実主義者だ。

―[言論ストロングスタイル]―

【倉山 満】
憲政史研究家 ’73年、香川県生まれ。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務め、’15年まで日本国憲法を教える。現在、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰し、大日本帝国憲法や日本近現代史、政治外交について積極的に言論活動を行っている。ベストセラーになった『嘘だらけシリーズ』など著書多数。最新著書に『13歳からの「くにまもり」』

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