「#台風なのに出社させた企業」がSNSでトレンド入り。コンビニ各社は「店ごとに判断」としていたが…

ちなみに、オーナーは出勤するのは1人だけでいいと言ったそうだが、出勤する1人が「1人は寂しいから2人欲しい」と言ったことから、むぎさんが道連れになったとのこと。確かに、あの台風直撃の中ガラス張りの店舗に1人きりは不安だろう。

「結局、いつもの夜勤より出勤時間は遅かったのですが、2人で廃棄と、やり残した洗い物や掃除、商品の補充をしました。ドアは閉めており『7時から営業します』という張り紙を貼っていたのですが、明け方に『ちょっとだけ』『たばこだけ買わせて』と駄々をこねるお客さんもいました。お店は7時よりも前倒しで開け、早朝勤務の人に引き継いで帰宅しましたが、いつもより労働時間が短いのにいつもより疲れました……」

 納品はなかったとはいえ、ただでさえやることが多く時間に追われる夜勤勤務だが、加えて台風におびえ、イレギュラーなお客様の対応をするなど気が張っていたことからさぞ疲れたことだろう……。

 食料や日用品を求めている客のため、せっかく来てくれた客のため、という想いは大切だが、顧客と同じくらい従業員の安全にも配慮することが企業としては大切なのではないか。判断はその状況により、また業種や職種によりとても難しいが、「そこまでして出勤させる必要があるのか」という冷静な視点は持っていてほしいと願う。<取材・文/松本果歩>

【松本果歩】
恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。Twitter:@KA_HO_MA

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