「女性が飲んでも社会的にOK」って理由で大ヒットしたカクテルは?

「女性が飲んでも社会的にOK」って理由で大ヒットしたカクテルは?

シンガポールに来たらぜひ飲んでみたいシンガポールスリング

―[30代が知らないと恥ずかしい! 今さら聞けないお酒のキホン]―

〜 第68回 〜

 シンガポールスリングというカクテルをご存じでしょうか? 日本では、ジンを45ml、チェリーブランデーを15ml、レモンジュースを20ml、砂糖ティースプーン1〜2杯をシェイクし、氷の入ったグラスに入れて、ソーダを注いでマラスキーノチェリーというレシピが一般的です。ほんのりピンク色の色合いがきれいなトロピカルカクテルで、やや甘い味わいです。チェリーブランデーを最後に注ぎ、グラスの下に沈める作り方もあります。見た目はこちらのほうが美しくなります。

◆オリジナルと今のシンガポールスリングが違うのはなぜ?

 シンガポールスリングはその名の通り、シンガポールのラッフルズホテルで生まれたカクテルです。1915年当時、男性がウイスキーを飲むのは当たり前でしたが、女性が人前でアルコールを飲む風習はありませんでした。そこで、見た目がフルーツジュースのように見えるアルコール入りのカクテルを作ることにしたのです。当時、ラッフルズホテルのBARで働いていたバーテンダーであるNiam Tong Boon氏が、新しいカクテルを考案しました。

 ジンをベースにして、パイナップルジュースやライムジュース、ホワイトキュラソー、ベネディクティン、アンゴスチュラビターズなどを使い、女性らしいピンク色を出すためにグレナデンシロップとチェリーリキュールを入れました。

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