「ミス慶應」が中止。イベントを巡って“ガラパゴス的なトラブル”/鈴木涼美



 ひとまず極東のガラパゴスで当面の間平和に暮らすためには、誰より強い自己顕示欲を誰より巧妙に隠せる女か、性欲や支配欲をセクハラの記号で断罪されない術を持つ男になるしかない、という酷く絶望的な法則を仄めかしながら、今年も学祭の季節がやってくる。

<文/鈴木涼美 写真/時事通信社>
※週刊SPA!10月21日発売号より

―[鈴木涼美の連載コラム「8cmヒールで踏みつけたい」]―

【鈴木涼美】
’83年、東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。専攻は社会学。キャバクラ勤務、AV出演、日本経済新聞社記者などを経て文筆業へ。恋愛やセックスにまつわるエッセイから時事批評まで幅広く執筆。著書に『「AV女優」の社会学』(青土社)、『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎)、『おじさんメモリアル』(扶桑社)など。最新刊『女がそんなことで喜ぶと思うなよ』(集英社)が発売中

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