オタクからアイドル事務所社長になった男の野望「業界を守っていかなきゃと思っている」

オタクからアイドル事務所社長になった男の野望「業界を守っていかなきゃと思っている」

ライブ中のへなぎ氏

昨今、有名アイドルグループのスキャンダルや解散が相次ぎ、業界自体の勢いも落ちているアイドル業界。

 そんな低迷するアイドル業界に近年、新風を吹き込んでいる男がいる。自分自身をプロオタクと呼ぶ彼は木本憲志、通称へなぎ氏だ。

 事務所を運営する立場だが、今も現役のアイドルオタクという彼は、『HNGSONIC』(へなぎソニック)という自身の名前がついたアイドルイベントを開催し、自らステージにも上がる。アイドルイベントでは黒子に徹することの多い事務所の人間がステージにまで上がるというのは珍しいことだ。

 元アイドルオタクがアイドルをプロデュースする側に回るというのは、業界ではよくあることだが、道半ばで挫折する人が多いのが現状。一体、彼はどんな人生を歩み、アイドルオタク、そしてアイドル事務所を立ち上げることになったのか。

 オタク文化に目覚めたきっかけから現在に至るまでの人生を取材した。

◆主催した初めてのイベントには30人しかこなかった

「僕は岡山県で生まれ育ったんですけど、土地柄的にエンタメがなく、家族揃って見るテレビ番組が唯一の楽しみだったんです。アイドルの出る音楽番組はもちろん、野球やサッカー、競馬まで家族みんなで見て楽しんでいました。

 アイドルを好きになったきっかけは、中学1年生のときに父親がモーニング娘。

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