パラカヌー女子代表・瀬立モニカ。両下肢まひの苦難から一転、世界を目指す

パラカヌー女子代表・瀬立モニカ。両下肢まひの苦難から一転、世界を目指す

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―[もぎたて!女子アスリート最前線]―

◆カヌーは“水上のF1”

「来年はいよいよ東京パラリンピック。私は江東区出身なのですが、カヌーの会場がここ江東区に決まったということで、さらに闘志がかき立てられています。たくさんの人から『応援にいくよ』と言われているし、地元のみなさんと最高の時間を共有したくて。でも、そのためにはやっぱりメダルが必要。メダルといってもいろんな色があるけど、私が狙っているのはもちろん金。その覚悟を持って、今は毎日の練習を頑張っているんです」

 こう熱く語るのは、パラリンピックのカヌーで頂点を目指す瀬立モニカ(21)。カヌーとは、カヤックもしくはヴァ―(本体横に浮き具がついている艇を操縦。左右どちらか片方のみを漕ぐ)で200mのスピードを争う競技だ。障害の程度によって3つのクラスに分かれる。2016年のリオ大会からパラリンピック正式競技として採用された。

「カヌーの魅力は“水上のF1”と呼ばれることもあるくらいのスピード感。生で見ると迫力が尋常じゃなくて、パドルを回すシュッシュッという音が聞こえてくるんです。選手間の駆け引きも面白いですよ。スタートからバッと飛び出す選手もいれば、途中からジリジリ攻めていって最後に差す選手もいる。私自身はスタートから100メートル地点までのダッシュを得意としていて、そういった瞬発力に関しては、世界のトップ選手とも互角に戦える自信がありますね。

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