日本人野手のメジャー挑戦は鬼門…筒香、秋山、菊池の可能性を日本人大リーガーの成績から読む
2019年11月10日 15時52分 SPA!
来季のメジャー移籍を表明している埼玉西武ライオンズの秋山翔吾と横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智、広島東洋カープの菊池涼介。もし実現すれば、久しぶりの野手としてのメジャー移籍となる。彼らの日本での実績は語るまでもない程であり、タイプの違う3人の選手がアメリカでどれだけの活躍が出来るか大きな楽しみであることは間違いない。
無論、待っているのは明るい未来ばかりではない。過去、多くの日本を代表する選手がメジャーを目指すも、さまざまな違いに苦しみ、結果を残すことができない場合も少なくなかった。アメリカでの日本人野手の「挑戦」を振り返ってみた。
◆中村紀洋(2005 ロサンゼルス・ドジャース)
■メジャー成績 17試合出場 打率.128 本塁打0
かつて「ジャパニーズ・マグワイア」とも称された中村紀洋。近鉄バファローズ時代、入団当初からの持ち味である長打力を発揮し、2000年シーズンには本塁打王、打点王を獲得、翌年にはキャリアハイとなる46本塁打を放ち近鉄の優勝に大きく貢献した。タフィ・ローズと3・4番に並ぶクリーンナップは猛威を振るい、「猛牛打線」の象徴的打者として君臨した。
2002年にFAを宣言、メジャー移籍を決意し、大リーグ・ニューヨーク・メッツと交渉するも契約合意にまでは至らなかった。