英語ができなくても世界一周はできる。車椅子とサラリーマンの旅人たち<乙武洋匡×東松寛文対談 第4回>

英語ができなくても世界一周はできる。車椅子とサラリーマンの旅人たち<乙武洋匡×東松寛文対談 第4回>

乙武洋匡氏(左)と東松寛文氏(右) <撮影/荒熊流星>

世界一周の旅……。言葉だけ聞くと実現不可能に思える壮大な旅だが、かたや車椅子、かたやサラリーマンでありながら、それを実現させた男たちがいる。

◆世界を旅するなら一人で

 そんな世界一周ライフを続けているのは、近著の『ただいま、日本』でその様子を描いている作家の乙武洋匡氏。そして、「リーマントラベラー」として、平日はサラリーマン生活を送っている東松寛文氏だ。

 前回に引き続き、彼らが世界一周にかける思い、そしてその裏側を語り合う。

乙武洋匡氏(以下、乙武):「海外に行くなら、まずは一人旅がいいのかなと。日本の常識が世界の非常識だったり、日本の非常識が世界の常識だったりもする。え、そんなこともまかり通るんだというような経験が、まさに対応力を身につけてくれる。

 だけど、2人以上の旅になるとコミュ力の高いほうが渉外的なことを担当するし、段取り力に優れたほうがリードしてくれる。そうなると、せっかく得られる経験が4割減ぐらいになっちゃう。自分の得意不得意関係なく、一人でいったら一人でなんとかせざるをえない。だから一人旅がオススメですね」

東松寛文氏(以下、東松):「たしかに友達と行くと、共有している時間は楽しいけれど、その時間は日本とあまり変わらないからもったいない。

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