<純烈物語>野心がなかったから仮面ライダーになれた。“純烈のお母さん”小田井涼平のバランス感覚<第21回>

<純烈物語>野心がなかったから仮面ライダーになれた。“純烈のお母さん”小田井涼平のバランス感覚<第21回>

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―[ノンフィクション連載「白と黒とハッピー 〜純烈物語」]―

◆<第21回>年上ではなく“年上キャラ”を心がける。野心がなかったから仮面ライダーになれた

 「一番年上の自分が指摘することで、周りが不安になる。だからやらなかった」

 それはまさに、酒井一圭が純烈をやる上で小田井涼平に求めた役どころだった。何もかもを頼るための存在ではなく、全体を見た上でこちらから言わずとも適切な動きをしてくれる。

 小田井ならではの勘どころがなければ、酒井は相当シンドかったはず。ファンの間で“純烈のお母さん”と呼ばれるように、成功した今でもそのスタンスは同じなのだ。

 メディアへ出るたび、小田井は年上という部分で数え切れぬほど同じ質問を受けてきたに違いない。ただ、本人の位置づけは世間に伝わっている印象とは少しばかり違う。

「僕は年上だから年上らしく何かを示す、教えると思ったことはあまりなくて、年上だからこそマイペースでいってやろうと思ってやっているんです。どの道、みんな同じ条件でわからない世界に飛び込んできたんだから、そこに年上も年下もなかったわけで。仮に純烈前から音楽業界に携わっていたら、お手本を示す立場だったのかもしれないけど僕もド素人で、その中で始めたのであれば単に年齢が上だというだけじゃないですか。

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