<純烈物語>医学部志望が暗転!? 後上翔太が語る運命の交通事故<第23回>

<純烈物語>医学部志望が暗転!? 後上翔太が語る運命の交通事故<第23回>

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―[ノンフィクション連載「白と黒とハッピー 〜純烈物語」]―

◆<第23回>勉強ができたのは報酬があったから。後上翔太が語る運命の交通事故

 人生における最初の就職先が純烈という、社会人として特殊なスタートを切った後上翔太。そこから先はドロップアウトすることなく、メンバー内における役割を果たしてきたわけだが、酒井一圭が言った「不良なのに頭のいいタイプ」は、組織における円滑な立ち位置を築く上での勘どころになっているのだと思える。

 小さい頃は、自分が将来なりたいものを考える以前に周囲から医師の道を進ませたいという空気を感じ取っていた。交流が深かった母方の祖母が医者でありながら、2人の娘があとを継がなかったため孫にその期待を寄せたのだ。

 中高一貫教育の桐朋に入り、中3の時点で大学付属校が志望対象外であることに気づくまでは、なんの疑問もなく敷かれたレールの上を走っていた。あらかじめ設定された高校に進み、大学は医学関係を受ける。

 息子がそれに反発したり「このまま言われるがままでいいのか?」と自我に目覚めたりしないよう、両親のやり方は周到だった。テレビが見たければ「じゃあ、ここまで問題集をやったらいいよ」とノルマを提示され、欲しいものも約束した点数を取れば買ってもらえた。

 そこに報酬が与えられたら、それだけを考えて勉強に没頭できる。

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