日本に住む外国人たちは、年末年始をどう過ごすのか?

日本に住む外国人たちは、年末年始をどう過ごすのか?

「寿司令和」のマウン・ラ・シュイさん。日本では非常に珍しいミャンマー人寿司職人

長ければ9連休。多くの人が休みとなる年末年始。一方で、日本に住みながら文化の異なる外国人たちは、年末年始をどのように過ごすのだろうか。外国人労働者や留学生たちに話をうかがった。

◆ただひたすらに寝ていたい?

「年末年始? うーん……とくになにもしないよ」

 こう話すのは、新宿・新大久保のベトナム料理レストランで働くアルバイトの留学生女子ミーちゃん。日本に来て2年、まだまだ舌ったらずで片言の日本語がかわいらしいが、クリスマスも大みそかも、明けて三が日も予定はないのだという。

 まだ若いのに「やることはないけど、寝たい。とにかくゆっくり眠りたい」なんて言うのだ。

 いつも学校とアルバイト先と家とを往復する毎日だから、年末年始くらいはなにも考えずにぼーっとして、facebookで家族と連絡し、あとはひたすらに寝たいのだそうな。実家は北部ハノイからバスで2時間ほど行った地方都市だが、帰郷はしない。この時期の航空券は高いからだ。

「ベトジェット(ベトナムのLCC)でも7、8万円はする。安いときなら3、4万円なのに」

 数万円の差額でも、仕送りもなく学費を自分で稼いで日本語学校に通う彼女たち留学生にとっては大金だ。航空券が高くなる年末にわざわざ帰るほどの余裕はなく、ミーちゃんも約2年ベトナムに戻ることなく日本で学び、働いている。

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