「退職代行を使うヤツは弱い」と言う人は、ブラック企業の現実を知らない

「退職代行を使うヤツは弱い」と言う人は、ブラック企業の現実を知らない

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「こういうゆとり世代っぽいサービス(退職代行)を考えられると、関係ないゆとり世代まで怒られる。ぜひやめて頂きたい」

 昨年末、出演する情報バラエティ番組内でこう語ったのは、人気ギャルモデル・ゆきぽよ氏(『サンデージャポン』TBS系、2019年12月2日放送)。

 ゆきぽよ氏の発言には「『厳しい世界を生き抜いてきた』という強い自負がある人なのかな」くらいにしか思いませんでしたが、その後ゆきぽよ氏に批判が殺到しているのを見るに、「退職代行」は今や市民権を得るほど需要も高く、この時代に出るべくして出たサービスなんじゃないかと思うようになりました。

 以前勤めていた会社を退職する際、相当な引き留めにあった私としては、退職代行サービスの利用には肯定的です。人手不足の会社にとっては、たった一人の社員が退職するだけでも致命的なダメージを受けることがあります。そのため会社側も必死になって、深夜でも関係なく「考え直せないか」といった電話をかけてきたり、思い通りにならなければ嫌がらせをしたりと、なりふり構わず私の退職を阻止しようとしたのでした。

◆まともな会話が成立しない会社もある

 退職代行サービスに否定的な意見の中には「嫌なことを人に任せていては『逃げ』の人生になる」、「今までお世話になった会社に対して、筋は通すべき」といったものがあります。

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