新車をつくっているメーカーが中古車も売るのはなぜなのか?

新車をつくっているメーカーが中古車も売るのはなぜなのか?

※写真はイメージです

―[腕時計投資家・斉藤由貴生]―

 クルマも腕時計も好きな斉藤由貴生です。私は、現代のおかしな消費を変えるために実践を重ねながら、いろいろ研究してきました。私は30代のいわゆるバブルを全く知らない世代です。所有欲の薄い世代とは言われますが、私の場合は、むしろ価値あるものは我慢せず所有したいと考えています。そんな私の価値観を、不定期ですが披露したいと思います。

◆第35回 中古市場の整備が企業にとって急務になる!

 クルマは、中古市場が整備された代表例です。近年、新車をつくっているメーカー側が中古車のCMを積極的に流すのはこのことがわかっているからです。

 一方、その他分野のメーカーはいかに自分たちの製品、すなわち新品を売るかということしか考えていないようです。

 自動車の例が示すように、ありとあらゆるメーカーは業績を上げることを考えるならば、中古市場の整備という観点を重視しなくてはならないのです。多くの企業にとって重要なのは良い製品を作り、その中古市場を整備するということ。これまでの常識であれば、多くのユーザーの需要に応えるためには確率論が優勢でした。つまり、ラインナップ数を増やして誰にでも刺さる商品を用意するということ。

 しかし、それでは魅力的な商品が生まれません。

1 2 3 次へ

関連記事(外部サイト)