<純烈物語>NHKホールからスーパー銭湯へ直行! 午前2時半の凱旋ライブで光る48歳<第29回>

<純烈物語>NHKホールからスーパー銭湯へ直行! 午前2時半の凱旋ライブで光る48歳<第29回>

紅白から日付変わって、元旦の午前2時半、凄まじいテンションを見せつけた小田井涼平

―[ノンフィクション連載「白と黒とハッピー 〜純烈物語」]―

◆<第29回>NHKから移動し30分後にはステージへ。深夜の凱旋ライブでも頑張る48歳

 国民的テレビ番組に生出演し、そのステージを務めあげる――言うまでもなく、紅白歌合戦に出演する歌い手、アーティストの任務である。だが、酒井一圭にはこれに匹敵……いや、来たる2020年を踏まえればそれ以上と位置づけてもいい重要なミッションを背負っていた。

 紅白における純烈の楽屋は前年と同じで、NHK本社社屋8階一番端の会議室。何しろおびただしい出演者数のため、ホールの部屋だけではまかなえない。

 そこは長い長い廊下の向こうにあり、大晦日とあって途中の部屋の電気は消えている。6月のNHKホール単独公演では、個室トイレつきのメイン楽屋を味わったものの、陸の孤島のようにポツンと離れていた方が落ち着けた。

 そんな会議室の扉をコンコンと叩く音がするたびに、酒井は身構える。紅白では「楽屋御見舞」としていくつもの差し入れが届く。各出演者のマネジャーが持ってくる、いわばエールの交換のようなものだ。

 純烈の場合、4人いるから複数のものであれば分けて持ち帰るが、1個しかないものはじゃんけんで決めるなどして盛り上がるのが楽しい。

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