ボートレースのSG優勝戦で6号艇が1番人気?! 現アンバサダー・植木通彦のモンキーターン伝説

ボートレースのSG優勝戦で6号艇が1番人気?! 現アンバサダー・植木通彦のモンキーターン伝説

6号艇から連単が8.7倍の一番人気。それでも決めてしまうのが艇王・植木通彦だった。
イラスト/ツキシモ(@Tsuki_Shimo111)

―[江戸川乞食のヤラれ日記S]―

<江戸川乞食のヤラれ日記S> =ここでは昔の話をしよう・3=

 これはまだボートレースが競艇と言われていた時代の話。

 モータボート競走の名称を平成9(’97)年度に統一した「競艇」「KYOTEI」を平成22(’10)年度に「BOAT RACE(ボートレース)」に変えてから今年で10年目に突入。気がついたらもう10年なのかというくらいに、いまだにボートレースという言い回しに慣れないという客もまだまだ多いとは思うが、確かに競走内容はその頃よりも変わってきている。

◆昔はSG優勝戦もすべて枠番抽選だった

 例えば艇番。枠なりを是とする現状のルールでいちばん不利な立場に立たされる6号艇。SGやG1の優勝戦で6号艇に回ると露骨に嫌な顔を見せる選手もいるくらいには不遇の枠のように思われている。この扱いは自由進入の頃から変わらず、真偽のほどは不明だが、1枠から6枠まですべて抽選で決められていた昔、その節を得点率1位で優出した選手が優勝戦で6号艇を引き当ててしまい、怒って優勝戦を走らずに帰郷したというエピソードも伝わっている。

 それでも当時は、1号艇以外に置かれると確実にインコースを奪いに来る前ヅケ屋の存在や、インコースまで取りに行かなくても、必ず自分がカドに引けるようにコースを主張するセンター屋など、本来のレースでの技量だけに限らず、待機行動の段階でさまざまな戦術が「競艇」では展開されていた。

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