ホラーがヒットしないのは「経済的にしんどいし現実が苦しい」のが原因!?<劇画狼×崇山祟対談>

ホラーがヒットしないのは「経済的にしんどいし現実が苦しい」のが原因!?<劇画狼×崇山祟対談>

特殊出版レーベル「おおかみ書房」の編集長・劇画狼(左)と、漫画『シライサン』が好評発売中の漫画家・崇山祟

『シライサン』『犬鳴村』の公開で今、Jホラー映画に注目が集まっている。また、モダンホラーの帝王スティーヴン・キング原作の映画『IT/イット』『ドクター・スリープ』の大ヒットを始め、映像の世界では“恐怖”を扱う作品は好調なようだ。一方、ホラー漫画の世界では、世を席巻するような大ヒット作が生まれているとは言いがたい状況にある。その理由とはいったい? 『シライサン』のコミカライズを担当した“ネオ”レトロホラーの鬼才・崇山祟氏と、webサイト「リイドカフェ」で、埋もれた異能のホラー作品などをサルベージする復刻企画「エクストリームマンガ学園」で知られるフリー漫画編集者・劇画狼氏の2人に、Jホラー漫画シーンの現状、軽薄で陰惨なホラー作品が咲き乱れた’90年代の思い出、そしてホラーの愉しみについて話を伺った。

◆企画の趣旨を無視する漫画家

――2人の出会いは、劇画狼さんがリイド社のウェブサイト「リイドカフェ」でやっている、埋もれた読み切り漫画を紹介する連載「エクストリームマンガ学園」だったそうですね。

劇画狼:はい。もともとは一読者として、崇山祟先生がnoteに連載していた『恐怖の口が目女』(以下、『口が目女』)に注目していました。この作品をみんなに知ってもらうきっかけになったらいいなと、エクストリームマンガ学園に先生の過去作を掲載させてほしいとお願いをしました。

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