新型肺炎、自衛隊も「要請があれば協力する」。国の対策は大丈夫か?

新型肺炎、自衛隊も「要請があれば協力する」。国の対策は大丈夫か?

※写真はイメージです

―[自衛隊ができない100のこと/小笠原理恵]―

その77 自衛隊も駆り出される感染症の「封じ込め」対策

◆河野太郎大臣「厚労省から要請があれば協力する」

 中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウィルス(2019-nCoV)については誰もが心配していると思います。インターネット上では病院に殺到する患者や道で倒れる人の動画、緊急封鎖中の誰もいない武漢の様子が流れています。今は、最悪の事態を想定しつつ、しかしパニックに陥らないよう、冷静に事実をチェックしてほしいと思います。

 災害派遣でもそうですが、厚労省からの要請があれば自衛隊が出て対処します。自衛隊はNBC兵器に対処する必要から、防護服を持っています。また、自衛隊中央病院と防衛医大病院は感染症指定医療機関となっています。

 河野太郎防衛相も「厚労省から要請があれば協力する」と1月24日のツイッターで語っています。実際に2009年の新型インフルエンザでは要請を受け、到着した飛行機に自衛隊の医官が防護服を着て乗り込み、保健所などと合同で患者のチェックを行っていました。前述の通り「要請があれば」ということになりますが、場合によっては、自衛隊は感染症からも国民を守っているのです。ただ、自衛隊ができることは新型インフルエンザの頃と変わりがありません。

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