新型コロナウイルスを巡って「デマと差別」が横行

新型コロナウイルスを巡って「デマと差別」が横行

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◆とうとうWHOが「緊急事態宣言」を発動!

 1月30日、WHO(世界保健機関)は、世界中で猛威を振るっている中国・武漢発の新型コロナウイルスについて、国際的な公衆衛生上の緊急事態に当たると宣言した。政府はすでに新型ウイルスによって引き起こされる肺炎などの疾病を「指定感染症」と定めていたが、今回の緊急事態宣言を受け、2月1日から前倒しで運用を開始。今後、感染の疑いがあっても勧告に従わない患者に対して、「強制入院」などの措置も取れるようになるという。

 だが、この対応は遅きに失したと言わざるを得ないだろう……。

 先週、ウイルスの「発生源」とされている武漢からチャーター便で帰国した日本人は、29日着の第一便が206人、30日着の第二便が210人、31日着の第三便が149人。このうち遺伝子検査で陽性反応が出たのは一、二便の計5人で、うち4人は症状がまったく出ない「不顕性感染」だったことが確認されている(1月31日時点)。

 発熱や咳などの兆候がない“ウイルス・キャリア”(運び屋)が感染拡大を加速させていたとなると厄介な話だが、今回の武漢滞在の日本人救済措置を巡って何より問題だったのは、第一便で帰国した人のうち、ウイルス検査に同意せず帰宅した搭乗者が2人いたことや(後に検査を希望)、一時収容先のホテルで一部の帰国者が「相部屋」となっていた点だ。

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