<純烈物語>“5人目のメンバー”と難病に冒された男が夢見ていた紅白の舞台<第31回>

<純烈物語>“5人目のメンバー”と難病に冒された男が夢見ていた紅白の舞台<第31回>

NHKホール公演のラストでアンドレザ・ジャイアントパンダの右隣に立つサムソン宮本

―[ノンフィクション連載「白と黒とハッピー 〜純烈物語」]―

◆<第31回>もうひとつの純烈紅白物語。難病と闘うサムソン宮本さんの夢

 話は昨年6月『純烈のNHKホールだよ(秘)大作戦』の日にさかのぼる。そのステージに、元メンバーのアンドレザ・ジャイアントパンダが出演した。

 4ヵ月前のマッスル両国国技館公演で純烈と共演し、新メンバーオーディション時間差バトルロイヤルで酒井一圭を圧殺。わずか数時間ながらグループに所属し、4人の先輩とともに『プロポーズ』を披露する。

 もちろん、マッスルを主宰するスーパー・ササダンゴ・マシンことマッスル坂井が描いたストーリー上の話なのだが、どこの誰が書いたのか、ウィキペディアには林田達也、友井雄亮と並び、しっかりと元メンバーとしてアンドレザの名が掲載されている。そしてそれを削除する人が今のところ出ていないところに、純烈のファンはシャレがわかっているなと唸らされる。

 体長3m、体重500kgの巨大パンダがいくところ、必ずその傍らに立つマスク姿の男がいた。サムソン宮本……アンドレザが所属する新根室プロレス代表である。

 愛くるしい姿とは裏腹に、どう猛な一面を持つパンダが唯一心を許しているのがサムソン。プロレスの試合でブレーキの壊れたダンプカーと化し誰も止められなくなっても、巧みな笹の葉サバきで飼い慣らしてしまう。

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