創刊40年の老舗雑誌『ギター・マガジン』「大特集主義」に方針転換で完売続出

創刊40年の老舗雑誌『ギター・マガジン』「大特集主義」に方針転換で完売続出

記事まとめ

  • 創刊40年の歴史を誇る老舗雑誌『ギター・マガジン』は、’16年に大胆リニューアルした
  • 「昭和歌謡曲」「モータウン」「シティポップ」など特集主義に方針転換し、完売が続出
  • かつては布袋寅泰やジミ・ヘンドリックスなどのギターヒーローを表紙に奏法を解説

『ギター・マガジン』YouTubeの時代に“攻め”の編集方針で完売続出

『ギター・マガジン』YouTubeの時代に“攻め”の編集方針で完売続出

『ギター・マガジン』

雑誌の衰退が叫ばれている中、確かな取材力を武器に、売り上げを伸ばす専門誌もある。今回は今注目の専門誌『ギター・マガジン』を直撃取材。

◆特集主義で再ブレーク!圧倒的なボリュームで完売続出

 創刊から40年の歴史を誇る老舗雑誌『ギター・マガジン』は、’16年に大胆リニューアルを敢行した。布袋寅泰ジミ・ヘンドリックスなどの有名ギターヒーローを表紙にして、楽譜や奏法解説を掲載するのが定石だったところを、100ページを超える「大特集主義」に舵を切った。特集の中身は「モータウン」「歪みペダル」「和モノAOR」などマニアックなものも多い。ところがこの方針転換が功を奏し、完売が続出している。

「契機となったのは、’17年4月号の昭和歌謡曲特集。これが売れたことで“いける!”という手応えが掴めましたね。この号で取り上げた矢島賢さんや水谷公生さんというのは、ギターヒーローというよりは裏方の職人的存在。でもプレー自体はめちゃくちゃカッコいいから、“知る人ぞ知る”止まりではもったいないという担当編集者の熱い思いがあったんです」

 雑誌の世界において、大特集主義は取り上げる内容によって部数が大きく上下する傾向がある。『ギター・マガジン』の場合、10代から60代の読者まで満遍なく受けるテーマが強いそうだ。

「例えば最近の大学生は、お父さんが車の中で大瀧詠一さんや山下達郎さんを聴いていたという人が多い。

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