“最狂レース”アイスクロス、女子選手の防具の秘密とは?

“最狂レース”アイスクロス、女子選手の防具の秘密とは?

Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool

氷の崖のような斜面に、上下左右に曲がりくねったコースを猛スピードで駆け抜ける――。「最狂のレース」と呼ばれるアイスクロスが、着々と冬季オリンピック正式種目に向けて注目度を高めている。

 2001年にスウェーデンの魚市場ではじまったアイスクロスの大会は、ヨーロッパ、ロシア、北米へと人気が広まり、世界選手権シリーズに発展。2018−19シーズンは日本にも上陸し、アジア圏への拡大に踏み出した。とはいえ、アジア人の選手はまだ少なく、大会開催実績から日本人が最多だ。

 昨シーズンの横浜大会での日本上陸を果たして以来、パイオニアの山本純子を筆頭に、インラインスケート王者の安床武士、昨季ジュニアカテゴリーで日本人初の表彰台3位に輝いた山内斗真など、続々と日本人にも有力選手が活躍をしはじめている。

 なかでも、山本は10年以上、アイスクロスの世界選手権に参戦を続け、昨シーズンの横浜大会でも6位入賞を果たした。今シーズンは悲願の初表彰台に向けて「優勝したい」と公言。日本国内でも一気に増えたアイスクロスの仲間と、さらなるトレーニングを積んで、来る横浜大会に焦点をあわせる。

 山本純子果たして、アイスクロス史上初のアジア人優勝者誕生なるか。歴史的瞬間が見られることが期待されているのだ。

◆アイスクロス選手の命を守るプロテクターとエッジはどうなっている?

 山本が今シーズンの初レースに選んだのは、1月18日に開催されたアメリカのモン・デュ・ラック大会。

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