「喋ってるぐらいの感覚で滑る」スケートボード四十住さくら17歳の素顔

「喋ってるぐらいの感覚で滑る」スケートボード四十住さくら17歳の素顔

「喋ってるぐらいの感覚で滑る」スケートボード四十住さくら17歳の素顔の画像

―[2020 TOKYOに輝く女神たち]―

◆<第6回>四十住さくら(スケートボード・パーク女子代表候補)

 スケートボードというと、子どものころ、近所のお兄さんと遊んだ記憶がある人が多いかもしれない。そんなきっかけから、スケートボードの虜になったのが四十住さくら。13歳年上の兄が、友人とスケートボードで遊び始めたのを見て、「お兄ちゃん子」だった四十住は、「私もやる!」とはじめた。

 それが11歳の時のこと。それから6年のうちに、スケートボードが東京オリンピックの正式種目となり、四十住がメダル候補として注目されるようになるとは、誰が想像できただろうか。お兄ちゃんたちのように「うまくなりたい」と練習をしていた四十住は、気づけばとびきり上達していた。

 カリフォルニアで生まれたスケートボードは、欧米などの都市部で発達した比較的新しいスポーツだ。日本の和歌山で暮らす四十住の家の近所に、それを楽しむための施設であるボードパークはない。四十住の両親は当初、進境著しい娘の才能を認めながら、どこまで頑張るのかを尋ねたという。

「家族会議になりました。(ボード)パークも近くにないし、お金もかかるから、本気で日本一とかを目指す気でやるんなら応援するけど、遊びでやるんやったら応援できないって言われたから、私は日本一を目指して頑張りたいって答えたんです」

 頑張ることが何でもないように、四十住は柔らかな和歌山弁で言う。

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