FC琉球・小野伸二「最終的に浦和を選んだのはお金じゃなくて、気持ちでした」

FC琉球・小野伸二「最終的に浦和を選んだのはお金じゃなくて、気持ちでした」

小野伸二

―[短期集中連載 FC琉球・小野伸二40歳「好きなことで生きてきた〜信念のつくり方〜」]―

 プロスポーツ選手とお金……この関係は切っても切れないものともいえよう。貧しい生活から抜け出すためにサッカーや野球の選手を目指したという話は、枚挙に暇がない。むしろ、プロスポーツの競技レベルを支えるのは、こうしたハングリー精神ともいわれる。

 プロサッカー選手として、国内外のクラブでプレーした小野伸二。彼にとって、お金とは一体どんな存在なのだろうか。

◆お金を稼ぐこと……それは自分のためではない

 僕が浦和レッズに入団する際、一番契約金を高く提示したから浦和を選んだという話があります。実は他のクラブから提示されていた金額は大して変わらなかったんですよ。でも、僕は浦和を選んだんです。

 あの当時、周りからは清水エスパルスに行くのが当然といわれていましたし、正直、僕も清水には特別な思いがありました。ただ、当時の清水の経営状態や僕自身考え直したいことなんかもあって、一度白紙にしたいな……と。そんなときに一番熱心に誘っていただいたのが浦和だったんです。毎日のように来てくれて、熱心に話をしてくれて……。こういうことって人の心を動かすというか、やっぱり大事だと思うんですよ。最終的に浦和を選んだのはお金じゃなくて、気持ちでした。

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