コロナによる訓練中止が生活直撃? 予備自衛官の「収入減」問題

コロナによる訓練中止が生活直撃? 予備自衛官の「収入減」問題

陸上自衛隊公式Twitterより

―[自衛隊ができない100のこと/小笠原理恵]―

その88 即応予備自衛官たちの悲痛な叫びに防衛副大臣動く

◆緊急事態宣言で変わった自衛隊の営内における生活

 陸上勤務の若い自衛隊員のほとんどは営内生活を送っています。海上自衛隊の艦艇勤務の人たちなど、例外的に上陸時に住む下宿が認められている隊員たちもいますが、ほとんどの下士官は営内で集団生活です。緊急事態宣言を受け、自衛隊でも不要不急の外出は控え、時間差勤務を実施し「窓を全開してマスクで仕事」をしているとのことです。

 こんなときでも(いえ、こんなときだからこそと言うべきでしょうか)、日本の領海、領土に野心を持つ国々の動きは活発です。自衛官の方々には感染予防を心がけ、健康を維持していただきたいと思います。

◆普通の仕事をしながら訓練をこなす予備自衛官

 自衛隊には、常勤自衛官以外に非常勤の予備自衛官がいます。非常勤の予備自衛官は、常勤の自衛官と違い、基地や駐屯地内の閉鎖空間にいるわけではありません。普段は社会でさまざまな職業に就いています。この予備自衛官には、定期的訓練で練度を保つ義務があります。予備自衛官は訓練召集であちこちから集まってきますから、感染拡大につながる可能性が否めません。そのため、緊急事態宣言が出された際は、日本全国で予備自衛官の訓練が中止になっています。

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