6月19日、異例のプロ野球開幕。注目の怪物ルーキ―佐々木朗希は冷静だった

6月19日、異例のプロ野球開幕。注目の怪物ルーキ―佐々木朗希は冷静だった

佐々木朗希投手

◆“怪物”へのターニングポイントはボールの変更だった

 141km/h。“令和の怪物”と呼ばれる千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が最初に確認をしたスピードガンの球速だ。中学校3年生の時、岩手県八幡平市にある球場のビジョンに映された。

「気持ちよかったですよ。自分では135km/hぐらいは出ているかなあと思っていたら、もっと出ていた」

 後に160km/hを越える剛速球を代名詞にする若者は、初めて目にした自身のスピードと、その時、脳裏によぎった想いをハッキリと覚えていた。

 地元では、速い球を投げる選手として多少は名の知れた存在だった。ただ、決して注目を浴びるほどではなかった。小学校の時には「ショボすぎてピッチャーは嫌だった」と言う。身体が大きいこともあり、一塁を守ることも多かった。

「ボク以外のピッチャーの方が速い球を投げていた。なによりもみんなボクよりコントロールが良かった」

 ターニングポイントはボールの変更だった。硬式球に近いボールとして開発されたKボールを使用した時に、今までにない感覚を感じた。そして高校で硬式球を握ると、さらなるフィット感を覚えた。

 高校1年生の夏の岩手県大会。盛岡北戦でリリーフとして初登板をすると、147km/hをマーク。

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