サイゼリヤがコロナ禍で「出前館」に踏み切った深刻事情

サイゼリヤがコロナ禍で「出前館」に踏み切った深刻事情

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―[あの企業の意外なミライ]―

 新型コロナウイルスの影響で、窮地に陥る外食業界は、ビジネスモデルの見直しに迫られています。それは大手飲食チェーンも例外ではありません。この2ヶ月間で、もっとも大きな変化が起きたレストランの一つが、サイゼリヤです。

 6月15日公開のダイヤモンド・オンラインの記事によると、長年店内飲食にこだわってきたサイゼリヤが、7月からデリバリーサービスを実験的に開始する予定です。コロナ禍において、多くの飲食店がテイクアウトやデリバリーサービスを始めたこともあり、あのサイゼリヤもデリバリーサービスを始めることについては大きな驚きはないかもしれません。

 しかし、これはサイゼリヤにとっては大変化なのです。

 これまでのサイゼリヤのビジネスモデルを振り返りながら、その大きな決断に至った経緯を、コロナ禍で好調を続けるマクドナルドの例と比較しながら見ていきましょう。

◆コロナ禍で不況に陥ったサイゼリヤ

 緊急事態宣言が解除される前の2ヶ月間、サイゼリヤに足を運んだ方はそう多くはないのではないでしょうか。それを裏付けるデータがあります。

 先日、サイゼリヤが発表した既存店売上高によると、対前年同月比で3月78.5%、4月38.6%、5月47.8%と低迷が続いています。

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