上司のパワハラが悪化、ポストコロナの「新しい生活」に絶望する人たち

上司のパワハラが悪化、ポストコロナの「新しい生活」に絶望する人たち

上司のパワハラが悪化、ポストコロナの「新しい生活」に絶望する人たちの画像

厚労省が発表した「新しい生活様式」では、ソーシャルディスタンスの確保や衛生面の注意など“コロナありき”の過ごし方を紹介しているが、約2か月の外出自粛期間を経て、おおむね“日常”が戻りつつある。しかし、なかには6月からの新しい生活が「以前と何も変わらない」苦痛なものになったという人も……。

◆「新しい生活」に絶望した人たち

 東京都内の旅行代理店勤務・加茂孝之さん(仮名・30代)がうなだれる。

「6月1日から通常勤務に戻りましたが、朝7時に起き、満員電車に乗って9時には出社。もうこの時点でヘトヘトで、以前の生活はこんなにも苦しかったのかと。そして、またこの生活に戻ってしまったのかと唖然としました。それに加えて、上司や同僚と、仕事とは関係のない無駄なやりとり……。

 いま旅行業界は本当に窮地に立たされており、派遣社員などは出勤日数を制限されています。そんななか上司は、仕事を取ってこい、と一方的にハッパをかけるのですが、取れるわけがない。こいつら、まだ根性論なのかと」(加茂さん、以下同)

 加茂さんにとって新しい生活様式は“希望”そのものだった。コロナウイルスから身を守るべく、徹底的に無駄を省き、効率的に仕事や生活を行なっていくもの、と理解していたからである。

 2か月ぶりの職場は、こうした新しさに溢れているのだろうと期待を持っていたが、何も変わっていないどころか、上司から発せられる根性論は、より空虚に、そしてパワハラ度も強化されたものだった。

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