なぜ、危ない玩具がネットで買える? 宝塚・ボウガン殺傷事件で改めて考える

なぜ、危ない玩具がネットで買える? 宝塚・ボウガン殺傷事件で改めて考える

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頭蓋骨を貫通する矢。家族皆殺しのために、犯人が選んだのはボウガンだった。「有害玩具」を使った凶行は、なぜ繰り返されるのか? 規制を受けずに野放しになっている身近な武器の実態に迫った。

◆ボウガンは数万円あればネットで簡単に手に入る

 一家4人がボウガンから放たれた「矢」によって次々と殺傷されていく。6月4日、宝塚市で凄惨な凶悪事件が発生し、日本中を震撼させた。

 ボウガンとはライフルのように銃床を肩に当てて構え、引き金を引いて矢を発射する「洋弓銃」のこと。英語圏では「クロスボウ」と呼ばれている。放たれる矢は時速400qを超え、射程距離は300mに及ぶ。被害者は至近距離で背後から長さ50pの矢を頭に撃ち込まれ、即死。弟には強い憎しみを抱いており、確実に息の根を止めるため2本目の矢が放たれていた。

 一命を取り留めた伯母は、耳からもう片方の耳に貫通した矢が刺さったまま近隣宅に助けを求めていたというから、なんともおぞましい猟奇的な事件だが、ボウガンが犯罪に使用されたのは今回が初めてではない。’93年には東京・板橋区で矢が刺さった状態の「矢ガモ」が話題となった。’11年と’13年には、刃物とボウガンを併用した殺人事件が起きている。重傷者が出たり、動物が殺される事件が定期的に報じられるなど、枚挙に暇がない。

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