コロナ感染者が出たタワマン、住民の間で何が起きたのか?

コロナ感染者が出たタワマン、住民の間で何が起きたのか?

写真はイメージです。本文と関係ありません

新型コロナウイルスの発生源を巡る米中対立や、さらに国内を見渡せば自粛警察や県外者狩りなど、パンデミックは社会にさまざまな分断をもたらした。それはまた“天上世界”でも例外ではない。

◆低層階住人は階段利用を強いられ、マスク非着用はネットで晒される

 ステイホームの呼びかけによって、巣ごもりの拠点となった超高層タワーマンションの住民たちの間にも大きな軋轢が生じていた。

 特に3密になりやすいエレベーターは、摩擦の温床であるという。江東区・東雲のタワマンで子育て中の40代男性は明かす。

「緊急事態宣言以降、ウチのマンションの管理組合は、3密防止のために『エレベーターの相乗りは原則5人まで』という努力目標を出した。しかし、ただでさえステイホームでマンション内の人口が増えているときに、みんな小分けになって乗るからエレベーターが全然来ない。急いでいるときに、すでに5人乗っているエレベーターに押し入ったら、小池百合子みたいなおばさんに『密です!』と叱責されたこともある。ネット上のマンションごとの住民専用掲示板で、『〇階に住んでる会社員風の男はエレベーターでマスクしていなかった』などと晒されたりするので、本当に怖いです」

 タワマン・コミュニティでは、居住する階数によって地位が決まる「階数ヒエラルキー」が存在するといわれている。

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