<純烈物語>10年目の“ロクテンニーサン” 初めての無観客ライブで目撃した物語<第52回>



 体だけではない。歌詞や振り付けを忘れていないかという不安もあった。ライブの前々日、酒井は初めて自宅で一人リハーサルをした。

 振り付けを確認すると抜けているところがあり、映像で見直した。歌詞も2番が出てこない。覚悟はしていたが、4ヵ月もブランクがあるとこんなになるものなのかと驚がくする。

「いつもなら誰かが滑ってもこいつを入れておけばアベレージは保てるなと考えてオーダーを組めるんですけど、今回は4人とも同じような状態だから全員がふわっとして滑り倒して終わるかもしれない。でも、それも収録して面白がっちゃおうと。今回のライブはその時に思ったことや現状をそのまま録った記録映像のようなものですよ」

 本来ならばデビュー記念日ということで盛大にやりたかったはず。ただ、どんな形であれ今そこに在るのが、ファーストシングル『涙の銀座線』リリースから10年後の純烈の姿なのだ。それをありのまま残そうという発想は、ドキュメンタリーっぽい。

 この大江戸温泉物語に西の聖地・箕面温泉スパーガーデンにおける無観客ライブ(7月収録)を加えたDVD『純烈のスーパー銭湯で逢いましょう♪』は、9月30日発売予定。これまでの映像作品とは味わいの違うものとなるに違いない。

「MCでもみんな同時に喋っちゃったりするかもしれない。

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